協会理念
患者の痛みを早く取りたい
人間が本来持っている自然治癒力を生かして疾病や傷害を治療する。
この考えの原点は、アメリカのカイロプラクティック大学で「薬や手術に頼らない自然医療」を徹底的に教え込まれたところにある。
この立場から、目の前で痛みに苦しんでいる患者を、早く害なく救う方法として、キネシオテーピング療法を開発したのである。
柔軟な発想で真理を追及する
私は「ウソがつけない、ウソをつかない」性格で、常に真実を求め、真理の追究には熱意を持って努力してきた。 医師をはじめ多くの先達に学び、それを糧にして自分なりに工夫を重ね、キネシオテーピング療法をはじめ、各種の手技を開発し、普及に努めてきたつもりである。
原因が分からないと、適切な治療は行えない
自然医学的に病気の起こる仕組みを追求し、これまであまり着目されなかった筋膜に着目し、その役割と疾病との重大なかかわりを明らかにしつつある。
これが近年提唱している「流体筋膜論」で、その立場に立つことで、病気の起こるメカニズムが解明され、適切な治療法がわかり、成果を上げつつある。
患者一人一人に合った適切な刺激を
自然療法が理想だが、場合によっては、手術や薬を否定するもではない。
要は、患者一人一人の体質、病態に合った療法を探し、適切な刺激で、早く治すことである。
常に患者の立場を忘れず、心も含めた対応を心がけること。そして、病気にならない予防、健康法こそ私の理想である。
加瀬建造名誉会長紹介
名誉会長 加瀬 建造 プロフィール
加瀬 建造phDは米国政府公認のカイロプラクターであり、オリジナルのキネシオ®テープとキネシオテーピング®法の発案者として、よく知られています。
加瀬phDは1940年代初頭に日本で生まれました。彼は病弱な子供であり、この身体的な弱さのため、体育の授業に出席することができませんでした。彼は肺炎、結核、腎臓感染症、そしてあらゆる種類のアレルギーに悩まされていました。彼の祖母は、ハーブ療法、鍼灸のテクニックを使用した日本のヒーラーであり、彼は癒しの手の価値を学びました。
米国イリノイ州シカゴのカイロプラクティック大学を卒業した後、彼は西洋医学(カイロプラクテック)と伝統的な医療技術(哲学)の両方を学び組み合わせることができました。彼自身の経験と練習を通して、加瀬phDは西洋医学(カイロプラクテック)と異なる方法(考え方)と癒しの方法を分離することを決してしませんでした。彼の中では、患者を治すために最善の方法を世の中にあるいろいろな治療・施術方法から取り入れました。彼の資格はカイロプラクティックと鍼治療ですが、彼の医学的知識はそれよりより深く、より広いものになりました。
研究分野では、外科医、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、自然療法士、内科医、獣医師などと協力しています。彼の天才といわれることの1つには、異なる治療パラダイムを結びつけ、各概念がさらに一歩または2歩進むのを助けることから生まれる新しい治療・施術法を作り上げるという彼の能力です。
最近では統合医療と呼ばれていますが、加瀬phDは,このアプローチを何年も繰り返し行っています。彼は、治療・施術方法において、「万能」というものは存在しないことを見てきました。本質的に、統合医療は代替医療と医学的根拠に基づく医療の具体化です。2つを区別しない教育方針のカイロプラクテック大学。代わりに、教育と患者と医師の関係の重要性を通じて、健康、予防に焦点を当てています。全体としての患者の精神的、感情的、および肉体的な病気の治療と予防に。
それはすべて、人間の手で触れる力から始まります。
1970年代初頭、関節炎の老人を治療している時に、加瀬phDは己の治療法の限界に不満を抱きました。彼は、手技によって関節の位置を調整し、痛みの少ない、日常生活が送れるようにすることができました。ただ、彼らが家に帰り時間が経つと、また関節に痛みが出て症状が元に戻ってしまします。加瀬phDは、それらをより長期間治療(維持することが)できるようにしたかったのです。
施術後、自分の手が、ずっと患者と一緒にいられるようにならないか考えていました。
彼は自分の手の代わりにテープで関節を正しい位置に固定しようと考えました。医療用に使用できるテープは硬くて伸縮しないものでした。試しにそのテープで試すと、患者はいくらか痛みが楽になりました。しかし、その後、関節の痛みと皮膚の問題と発疹が出てしまいました。そして、テープは非常に硬く伸縮性が無かったため、関節をまったく動かすことができませんでした。この方法では、関節が良くならないと思いました。
その時、加瀬phDは既存のテープでは問題が解決しないことに気づきました。彼はテープを製造している企業と協力し、長い時間をかけていろいろなテープの試作と試験を行いました。最終的に、彼らは可動域を維持するのに十分な柔軟性を備えたテープを作りだすことに成功しました。さらに品質の改良を行い、発疹を引き起こすことなく皮膚にとどまるために軽量で低刺激性のテープを完成させました。
その新しいテープは、人間の皮膚の厚みと弾力性を模倣して作りました。
それが、キネシオテーピング専用テープ「キネシオテックス」(通称:キネシオテープ)です。
体の自然治癒力を向上するという原則に基づいて、誰でもキネシオテープを用いて回復を改善し、痛みを軽減することができます。今では、加瀬phDのキネシオテーピング法は、有名なアスリートが怪我や、高齢者の関節痛を改善するために、そして外科医が術後の治癒を早めるために世界中で活用されています。世界中で何万人もの訓練を受けた医療および治療の専門家が、継続的な研究と臨床検証に基づく40年の進化の産物であるキネシオテーピングとキネシオメディカルテーピングを行っています。私たちは、人生(生活)に違いを創り出すことに情熱を持っている人々が世界を変えることができると信じています。LiveDifferentは当社のコアバリューです。キネシオの「人生(生活)に違いを創り出す」ということは、健康に問題を抱えている人に、キネシオテーピングを行うことで、その人の問題を解決し、新しい人生(生活)が送れるということ。キネシオテーピングで健康を創り上げるということです。Kinesio Taping the World For Health
加瀬 建造(かせ けんぞう)プロフィール(年表)
1964年3月 | 明治大学 卒業 |
1974年9月 | ナショナル健康科学大学(National University of Health Science)米国イリノイ州にあるカイロプラクティックの大学 |
1975年6月– 1979年9月 | 米国ニューメキシコ州アルバカーキで「加瀬カイロプラクティッククリニック」開院 |
1976年4月– 1976年7月 | ニューメキシコ大学(University of New Mexico)のインストラクター |
1980年 | 日本へ帰国 キネシオテーピング法を発案 |
1980年4月– 1996年3月 | 東京都千代田区麹町に「加瀬カイロプラクティッククリニック」開院 その後、東京都中央区銀座に「自然カイロプラクテック研究所」開院 |
1983年3月– 1998年2月 | キネシオテーピング法の普及が始まる 自然カイロプラクティック学院開校 学院長 |
1984年4月– | 全国キネシオテーピング協会(Kinesio Taping Association )設立 |
1990年-2007年 | 東京都新宿区四谷に「パーフェクトカイロ」を開院 |
1998年3月– | 自然カイロプラクティック学院 名誉学院長 |
2003年5月– | 一般社団法人日本セパタクロー協会 副会長 |
2005年12月 | キネシオテーピング学院開校 学院長 |
2006年2月-11月 | 有限責任中間法人 キネシオテーピング協会設立 |
2008年4月– | 国際キネシオテーピング協会(Kinesio Taping Association International)設立 米国ニューメキシコ州 キネシオテーピング療法学会(SKITT)立ち上げ 事務局:東京海洋大学 品川キャンパス 理事長就任 |
2009年7月 | 一般社団法人キネシオテーピング協会に名称・登記変更 |
2015年1月– | キネシオ大学(Kinesio University)設立 学長就任 |
組織(国内・国際)
日本:KTA(Kinesio Taping Association)
協会本部(東京)-支部(北海道 / 東北 / 関東 / 東海 / 関西 / 中四国 / 九州)
7支部
- 北海道
- 東北(青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県)
- 関東(東京都・茨城県・千葉県・埼玉県・神奈川県・栃木県・山梨県・群馬県・新潟県・富山県・石川県・福井県)
- 東海(静岡県・愛知県・三重県・長野県・岐阜県)
- 関西(大阪府・滋賀県・京都府・奈良県・和歌山県・兵庫県)
- 中四国(岡山県・広島県・鳥取県・島根県・香川県・愛媛県・徳島県・高知県)
- 九州(山口県・福岡県・大分県・佐賀県・長崎県・熊本県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県)